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心温まるオージーファミリーとの一週間。そしてブリスベン。

2013年07月29日 18:43

19:26, 7/29、バンダーバーグ、オーストラリア


シドニーには結局1ヶ月滞在した。
シドニーに来た時は何もせずに1ヶ月もシドニーにいるなんて耐えられないだろうな、と思っていたけど
シドニーを去る際には、こっちの友達やその家族のおかげで、逆にもう少しシドニーに居たいとさえ思った。

7/17からは友人の家に泊めてもらえる事になっていたのでシェアアパートから友人宅へと移った。
シェアアパートを借りる時、ボンドと呼ばれる敷金みたいなもの250ドル払っていたが
電気代が高いと言う事で、15ドルがボンドからマイナスされた。

よくよく考えたら泊まっていた所は2LDKなのにも関わらず最大8人も住めると言う法的にはアウトなアパート。
オーストラリアでは良くある話なんだけれども、見つかったりしないのだろうか気になる事もあった。
最後わしが出たときはたったの3人しか残っていなかったが、その後すぐに満員になったそうな。

友人の家はCAMMRAYと呼ばれるノースシドニーのちょっと北のエリアだったため
移ってからはダウンタウンに行く事は殆どなく、家に一日中居て庭の芝生でごろごろするだけの日もあったし
テレビ出演の用意をしたり、周辺を歩いたり。近くには本格的なトレイルもあり、住むにはかなりいい所だった。

無料で使わせてもらった友人の弟の部屋。
部屋にはベースとアンプがあったので、久しぶりに音を出して遊んだりした。

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週末はラックが友人8人を家に呼び、バーベキューパーティー。
豪快にチーズを何種類も置きバーベキューの前菜を皆に振る舞うラック。
何かもうやる事がおしゃれ。サラダとかもささっと作っちゃうし。。

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朝の2時までシャンパンやワインを皆のみ続ける。ボトルがどんどん空いて行く。
10本以上のからボトルが台所に散乱していた。シドニーはまだ寒く、薪を使って暖をとる。
その際に必要な薪を庭で割るラックの友人。

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家には猫もいる。

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焼き上がった肉。
でっかいバーベキューコンロを使って焼いたオージービーフは大変美味しかった。

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滞在中、ラックの両親や兄弟にもかなり親切にして頂きいつも
"家にある物は何でも使っていいからね!冷蔵庫にあるものも何を食べてもいいし、
フルーツも好きなだけ食べなさい、無くなったらまた買ってくるから!”
と言ってくれていた。

夕食も何度か一緒に食べる事が出来たし、就寝前にラックのお父さんとスコッチを飲みながら
日本の素晴らしさについて話した事もあった。何であそこまで家族全員が親切なのか、
今考えると不思議なくらいだが、本当に親切にしてもらった。

夕食の際は家族同士、色々なトピックを持ち出して来てはディベートを始める。
始めると言うよりは、自然にそうなってしまうんだとか。オーストラリアに来たい難民をどうするか?や、
最近あったニュースについて各自が自分の意見を述べ合う。見ていて面白かったのは、ラックとお父さんがいつも
意見が食い違っていると言う事だった。本当は仲悪いのか?っとも思ったけど、そういう訳では全くないそうw

7/21にはNHKの地球アゴラという番組にスカイプで出演。生放送だったのでどうなる事かと最初は思った。
もともと担当者の方がアフリカのオーバーランドの旅をした事がある人を探していたそうで
結果わしのブログを見て連絡をくれたのが始まり。話をしてく中で、せっかくアフリカを一緒にまわった
ラックといるんだったらラックも一緒に出てくださいということになり、番組途中からはラックとわし、
二人でパソコンの前に座り、日本のテレビに出演を果たしたw これも旅ならではの出来事。


リアルオージーファミリーの家で6日間を過ごすと言うのは貴重な体験になった。
もちろん初めてだったし、こうやって家族が住む場所に何日か居るのはアメリカのホームステイ以来。
最初はあまり気付かったが、ラックの弟が物凄くいいやつで面白かった。サーフィンが好きで
冬にもかかわらず週に何度も行っていたし、中南米やアフリカなんかにも行った事がある。ラック同様
自然に人に親切にするタイプで一緒に居るのはかなり面白かった。今度シドニーに戻ったらサーフィンを教えてもらう
約束をしておいた。また絶対シドニーに戻って、ラック家族とご飯を食べたいものである。絶対行くけど。

ラックの家を去る7/23の朝、ラックが部屋をノックし
"じゃ、気をつけてなマイフレンド!"と言って仕事に出かけて行った。
今日で終わりかこの家も、と思いながら出る準備をし時間まで庭で日に当たった。
弟のジョーダンはまだ家におり、駅まで送って行くよ!と言ってくれた。そして美味しいコーヒーまで
入れてくれた。ラックがいい奴なのはアフリカを一緒に旅してわかったけど、彼の兄弟までもが
こんなにいい奴だ何て思いもしなかった。みんなオープンで気さく、温かさがにじみ出ているような人間だった。

駅まで送ってもらい、シドニー空港へは列車で向かった。
1ヶ月ぶりの移動。新しい場所に行くという期待感はもちろんあったが
もう少し、シドニーに入れば良かったなとも思った。
空港までは列車で15ドルもする。そしてJET STARでブリスベンへ。

ブリスベンまでは約1時間半。約1000kmの移動。上空からは
オーストラリアのコーストラインと綺麗な海が見えた。
空港に到着すると、やっぱり気持ちシドニーよりも温かい。

ブリスベンにはウズベキスタンとキルギスで一緒だった韓国人のスカイと、その彼女が
ちょうど7月頭から来ており、まず彼に会う事になっていた。車買ったから空港まで迎えに行くよ!
と言ってくれていたので到着後早速電話をしてみると、もうユウスケのバックパックは回収したよ!早く出て来てよ!
と言った。ブリスベン空港のLUGGAGE CLAIMは外部の人もどんどん入って来れる設計になっていた。。。
ドメスティックターミナルという事もあるのだろうけど、ちょっとびっくり。

そして約9ヶ月ぶりにスカイと再会。
相変わらず元気そうで何よりだった。個人的には短気な人は苦手なのだけれど
彼に関しては何故か中が良くなってしまった。完全に短気なスカイ。
彼との出会いはタシュケントの道端。ちょうどタジキスタン大使館にわしがビザやパミールハイウェイに
ついて聞きに行った時に、スカイもタジキスタン大使館の前に不機嫌そうに立っていた。
当時はパミールハイウェイに行きたかったし、一緒に行く人を探す必要があったのでとりあえず
話しかけたのが始まりでそこからタシュケント~サマルカンド~ブハラを一緒にまわり、
そしてビシュケクでまた再会した。そんな訳でまたブリスベンでこうして再会。

スカイの住むシェアアパートの近くにあるドミトリーが安いからそこに泊まりな!という事で
言われるがままにそこに連れてってもらった。するとそこは韓国人シェアハウスだった。
かなり大きな家に約8人くらいの韓国人が住んでいた。細長い部屋に案内され、そこで3泊する事になった。
全員韓国人、というのはあまりなかったので少し異様な光景だったし、
向こうにとっても何で日本人がこんなとこに?ともおもっただろう。
とりあえず、夕食の買い出しに近くのスーパーやアジア食品店などに出かけた。

ブリスベン周辺はシドニーよりもさらに緑が多いような気がした。
どことなくカリフォルニアの住宅地の雰囲気とも似ているなとも思った。
とりあえずこの日はサムギョプサルパーティー。サムギョプサルとテンジャンチゲの豪華な夕食。
昼を食べていなかったのでうまさも倍増だった。飲みながらウズベキスタンやキルギス、その後の
旅の話をしたりした。こうして何度も旅中に再会すると言うのはやっぱり何らかの縁があるのだろう。

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ブリスベンの中心部も歩いた。
想像以上に高層ビルが多く驚いた。それでもやはり雰囲気がシドニーとは違い
地方都市、という感じがした。地方都市と入ってもアジア人は至る所にいた。

川沿いを歩く。そこが何と言う場所はわからなかった。
対岸にはセントラルが見えた。こちら側はどことなくデートスポット用な雰囲気もあったし
レストランやバーも多くあった。

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夜景も綺麗に見える。こうやってみるとやっぱり都会だ。

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中心部で何か食べようと言う事になり見つけたモスバーガー。
いや、まさかブリスベンにあるとは思わなかったので張り切って入店。
久しぶりに照り焼きバーガーのセットを注文。10ドルもする。

あとスカイの家の近くにはKMARTというディスカウントショップがあった。
電化製品から衣類品まで何でも売っているチェーン店で、何かと色々安くて驚いた。
シドニーにもあるはずなのだが、わしは見かけなかった。
ウェットスーツは7ドルで売っていたし、コーラも24缶で13ドル、コンバースの様な
靴も12ドルで売っていた。最近は、どこへ行くにもコロンビアのトレッキングシューズだったので
その12ドルの靴を購入してしまった。

ブリスベン3日目、せっかくなのでスカイの車で
BYRON BAYというNSWにある町に日帰りで行く事にした。
オージーの友達も、ブリスベンに行くならBYRON BAYが良いよと勧めてきた。
高速道路を走り、再びNSWへ。

バイロンベイには約2時間で到着。天気はあまりよろしく無く、時折雨も降ったが
バイロンベイの町には多くの人が歩いていた。小さな町が沢山あり、ハワイにもこんな雰囲気の
場所があったような気がするなと思った。

バイロンベイのビーチでは寒いのにサーファー達が沢山。

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町にもオシャレな人が沢山。ランチは日本人がやっていた弁当カフェみたいなのが
あったのでそこで15ドルもする弁当。。。今考えると高い。美味しかったけど。

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メインビーチと呼ばれるビーチ。町から直ぐそばがビーチだった。
友人の韓国人。二人の写真を撮ってくれといわれたので撮ってみた。
韓国人は自分の写真が好きなのだろうか。。。何度も自分の写真を撮っていた。何度も何度も。

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ここに住み着いたら楽しいだろうなと思いながら帰ることに。
途中ゴールドコーストにあるサーファーズパラダイスと言う場所に立寄り町を少しだけ歩いた。
高いビルもいくつかあるちょっとした都会。でも街中には殆ど人がおらず。。何だか不気味だった。
夏の時期にはもっと賑やかなんだろうなと思った。ちょうど夕食時だったので、近くにあったラーメン屋で
みそラーメンを食べて帰ルコとにした。


7/26、11時の列車に乗り働く予定のファームがあるバンダバーグ(Bundaberg)という町へ向かった。

ブリスベン~バンダーバーグの列車は高速列車で片道89ドルにもする。
約4時間の移動。食事のサービス(有料)もあった。
さてオーストラリアで初めての列車の旅。
列車に乗り込む際に若い人たちや駅員さんらがお年寄りや重い荷物を持っている人たちを助けていた。
列車に乗った事が無かったので今までこういう光景を見なかったが、とても嬉しい気分になる光景だった。
QLD州の地域性もあるのかもしれない。さて、一体ファームでいくら稼げるのか。本当に大丈夫なんだろうか。。。

続く
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