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仮) 始めてでも出来る海外トレッキング ヒマラヤ編 Day21- 25

2013年04月24日 19:44

                                   16:03,4/24、ゴア、インド

今日ゴアを離れるつもりだったのだが、やっぱりトレッキングのブログだけは
終わらせたいなと思い1日延泊。今日は何もせずに起きてからパソコンに向かっている。
と言う訳で、ようやく最後!長かったトレッキングも終わります。


【4/3】

8時32分、太陽の光を浴びながら本を読んでいる。
朝食はまだ。本を横の石の上に置いて、辺りを見回すと視界にいた牛がいつの間にか
居なくなり、無かったはずの雲が山を覆っている。
普段なら何をしているのだろうとふと思った。カトマンズでの生活と言うと
昼前に起きて最初にする事と言えばインターネット、その後に飯を食べ、
町を歩く。今の様に朝起きてすぐに太陽の光の下で本を読むなんて事は殆どしなかった。

居なくなった牛はまたわしの視界に戻って来、異様に見えるその舌で鼻の穴を舐め続けている。
雲は先ほどよりも増え、さらにスピードを増して動き続けている。
シェルパの女性は鼻を歌いながら日々の日課をこなしている。こんな平和で静かな朝、
時間が止まってしまったように感じる空間で、辺りを見回すとそこにあった物は無くなり
変化しているのだと感じた。時間の流れを感じたと言うのだろうか。

ぼやーっと考え事をしながら過ごす朝も悪くない。するとジョンがやって来た。
彼は朝必ず"Good Morning, did you sleep well?"と聞いて来る。このやり取りも
明日で最後だ。わしは山を下りルクラまで。ジョンはもう少し歩き続ける。

タグナックのロッジを出る直前、宿の娘が日本語を話す事に気付く。
彼女は過去4度に渡って日本に来ていると言う。毎度剣岳の山小屋で働いていたんだと。。。日本の山小屋で。
なんとまぁ、シェルパの皆さん日本でも大活躍なんですな~。
残念ながら出発前だったのであまり話は出来なかったが、旦那さんは今でも毎年そこで働いているというので
また行ってみるよと返事し10時にロッジを出た。今日の目的地はカラバタールに次いで人気のゴーキョ。
宿の人が言う方向に歩いて行くと20分後、チベットの旗が立っている所に到着。
底を左に進むとNgozumba氷河が現れる。

氷河と聞いていたので氷の上を歩くのかと思っていたら氷河は岩と石でほぼ覆われており
その上人々の歩いた足跡がはっきり残っていたので氷河の上を歩くと言う感覚はなかった。余裕じゃん。
と思いながら氷河を歩いて行くと内側からむき出しの氷河が見える箇所があった。さすがにそういう光景を見ると
もしかしたら氷河が崩れる事もあると思い、逃げるように小走りしてしまう。

blog5DSC_8250.jpg

途中反対側からトレッカーが来たので10分程氷河の上で談笑。
スウェーデン人だったがこれが人生で初の氷河談笑。ヒマラヤトレッキングならではだ。
氷河を渡り終え反対側から見る氷河はなかなかの迫力だった。

渡り終わってからゴーキョ村まではすぐだった。14時半到着。
タグナックの宿の親戚がやっているCHOOYUと言う宿に向かっている途中
昨日のスイス人マシューが外で茶を飲んでいた。既に次の村に行っていると思ったので
嬉しい再会だった。宿のチェックインを先に済ませ、また戻ってくるからと言いとりあえず
CHO OYU View Lodgeに向かった。部屋代無料、ダルバード500ルピー、チャージ350ルピー。

荷物を置いてマシューの所へ戻る。
30分程そこで話をした。驚いた事にマシューはスイスアーミーでの山岳ガイドをした事も
ある登山家だった。彼でなく先祖代々山一家なのだと言う。
マシューは今からポルツェという村まで行くと言い、その後間もなく下山して行った。

午後の内に素晴らしい景色が見られるゴーキョリという山に行こうとも思ったが
雲も多く空かし疲れていたので明日の朝行く事にし、今日はのんびりする事にした。
それから暇つぶしに本を読んでいたが疲れたので目を閉じる。
ジョンと他のトレッカーはフランス語で何かを話している。かれこれもう二時間も。
"ウィー、セサ、ワラ、トゥタフェ、イグザクタモ!"の連発である。

不思議な事におばさんが話している音はエレガントに聞こえ、R(アール)の音もとても上品に
聞こえる。対して男二人が話しているを聞くと気持ちよく横になれない。違和感を感じてしまうのだ。
しかし本当に良く話すフランス人。一体何を話しているのかそろそろ知りたくなって来る。
結局フランス人らは仏教について熱く語っていたのだった、終わる事無く。

言う程空腹では無かったが焼きそばらしき物を食べた。
フランス人の会話には結局入る事もなくわしはそこに居たガイドと話をしていた。
ちなみにシェルパ後で美味しいはシブと言うらしい。数字の1~5も日本語にそっくりだった。
これまでに既に何度も思ったが、シェルパの顔は本当に日本人と同じ顔をしている。

ゴーキョからナムチェまで一日で行けるものと考えていたが、シェルパに聞いてみると
無理だと言われてしまった。なので明日はおそらくドーレという村に泊まり、明後日
ナムチェに戻る事になりそうだ。今日は二時間ちょいしか歩いていないのに何でこんなに眠いのだろうか。


【4/3の出費】
ブラックティー 80
エッグサンドイッチ 450
フライドライス 450
ミルクティー 80
フライドヌードル 360
トータル 1420


【4/4】

寒っ!と思い起きると6時半。
はがれた毛布をもう一度寝袋の上から書け、もう一度温まった後起床。
午前中に眺望の素晴らしいゴーキョリ登ってしまえば後は下りのみ。
ついにわしのトレッキングも終わりを迎えようとしている。

朝食の後、8時10分に宿を出発。
最後の上りとなるためちょっと全力で登ってやろうと思った。
ガイドブックの目安時間が上り下りで4時間。宿に居たフランス人の若い男が
上りだけで2時間半かかったと言う。1時間半くらいを目安にしようと思い登り始めた。

宿からも山の傾斜具合が見れたが、実際近くで見ると想像以上に急で、
20歩進んで呼吸を整えの繰り返し。流石に5000mを超えると足は大丈夫なのだが呼吸が
苦しくなり止まらざるを得なくなる。半分以上登った所で宿のフランス人ファミリーを発見。
ありがたい事にホットレモンをごちそうになり、5分程話をした。

ストップウォッチを見てみると36分過ぎていた。
フランス人の旦那も既に半分は登っていると言うのでもしかすると1時間で頂上まで行けるかもしれない。
そう思うとほっとレモンをすぐに飲み干し、頂上まで一時間を目指すよと言ってその場を去った。
振り向くと"Go!Go!Go!"と居ながらファミリーは手を振っていた。

傾斜は相変わらず急で、頂上が見えると愕然とし得てしまった。
もうすぐ近くまで来ていると思っていたが、走っても10分はかかるような距離だった。
ストップウォッチは58分を過ぎていた。1時間は諦め、1時間15分以内に目標を変更。
すると日本人のおばさん2人が下りて来た。日本人が居るとは思わなかったので少し立ち話。
”あなた一人なの?あらまぁ~すごいわねぇ~!"、と典型的なおばちゃんトークが繰り広げられ
笑ってしまった。おばちゃんは何処へ行ってもおばちゃんである。

目標時間も迫っていたのでまた歩き出した。
何だか夕日を見るために急いでその場所へ向かっているような感覚だった。
そしてようやく頂上に到着。ストップウォッチを止めると1時間13分58秒だった。
急いで登る必要は無かったが、何だかゲームの様で面白かった。そして天気も良く
全方向見渡せる景色は素晴らしかった。
トレッカーも少なく静か。約30分程その景色にみとれながら写真を取った。朝のため少し逆光だった。

ゴキョーリからの景色。
blog5DSC_8279.jpg

下りは35分しかかからなかった。
下っている途中先ほどのフランス人ファミリーはまだ登っている途中だった。
かなりしんどそうだったので、ささっと挨拶をして下り続けた。

ロッジに戻りミルクティーを一杯飲んでいるとジョンが洗濯を終えダイニングに入って来た。
わしはもうすぐここを出る予定だったので、先にこの20日間の御礼を言う事にした。
終わりよければ全て良し。一時はこのくそ親父、、なんて思った事もあったが良く話もしてくれるし
良く笑う良いおやじだった。

早々に荷物をまとめ、支払いを終わらせて今日は行ける所まで行く事にした。
ジョンはゴーキョ村の端まで見送ってくれた。ハグをし、11時45分、下界へと歩き始めた。

ここからはひたすら下り。トレイルのコンディションも悪くなく、トレッカーも少ない。
今日出来る事ならナムチェまで行ってしまいたかったが、ガイドがそれは厳しいと言ったので
とにかく行ける所まで歩く事にした。ドーレという村で泊まる事を勧めて来たガイドだったが
実際に歩き始めると、13時20分にマツェルモという村に到着。ダルバードを食べながら地図を見ると
ここからドーレまではすぐで、これであれば19時過ぎにはナムチェまで行けるかもしれないと思った。

マツェルモでは2人組のシェルパに会った。
2人に何処まで行くのか聞いてみるとナムチェだと言った。
やはりシェルパ達は1日でナムチェまで行ってしまうのだ。
2人はナムチェまでははここから6時間くらいかなと言い、一緒に行きたいか?と聞いて来た。
そうだね、と曖昧に返答し、歩き出したシェルパ2人組の後を歩いていたが15分もすると彼らは既にかなり先を
歩いていたのでついて行くのを諦めた。彼らに取っては特別なトレッキングでも何でもない。
ただ町に出るだけなのだ。

トレイルは山の中腹にある。こんな感じ。
blog5DSC_8342.jpg

何処で道を間違えたかわからなかったが、どんどんとトレイルが無くなり、かなり川のそばまで
下りて来てしまった事に気付く。辺りを見回すと、かなり上の方に正規のトレイルと思われるトレイルを発見。
一体わしは何故こんな所を歩いているのか。そのまま川の近くに向かい歩いていると上から何人かの人が
"そっちじゃない、上に上がってこい!"とジェスチャーをしているのが見えた。これはまずいのか、、。そう思い
すぐさま正規のトレイルを目指し登り始めた。とんだ体力の無駄だなと思った。それだけでなく先ほど食べた
ダルバードのせいか横腹がひどく痛んだため早く歩けなくなってしまった。仕方なく少し底に座り、
腹痛が治まるのを待った。意外にも腹痛はすぐに治まりまた歩き出す。
そして泊まる予定だったドーレに15時10分に到着。3時間でここまで到着した。
まだ体力も残っていたのでトーレをそのまま通り過ぎ、泊まる場所はもう少し歩いてから考える事にした。

途中でヘリコプターが緊急着陸。レスキューなのだという。
blog5DSC_8344.jpg


10日以上4500m以上の場所で毎日歩いていた事もあって、今日は特別体が軽かった。
バックの重さもかなり減り、今では10kgくらいだと感じる。それに下りだったので
かなりの勢いで進む事が出来た。体はトレッキング前に比べかなり鍛えられているのかもしれない。

ポルツェタンゴという村までは下りで快調だったのだが、ここで予想外の上り。
一体何m程登るのかわからなかったが、かなり登った。何のモチベーションも無く登り続ける。
そしてかなりの体力と時間を消耗し、その上りを終えた。既になナムチェまで行く気力を失ってしまったので
そこにあったロッジに今日は泊まろうと思った。モンラという村だった。景色がとても綺麗な小さな村。

景色がきれいに見えそうなMountain View Lodgeに泊まる事にした。
1泊100ルピー、ダルバードは450ルピー。

今日はほぼ歩きっぱなしだったのでかなり疲れてしまった。
ゴーキョからモンラまでの歩行時間は5時間。モンラからナムチェまでは1時間半と言うから、
ゴーキョを午前中に出てしまえばナムチェまで行くのは可能だったのだ。

ロッジにはオーストラリア人の3人グループが泊まっているだけだった。
トレッカーは少なかったが、家族経営のそのロッジのダイニングでは子供達が無邪気に遊んでいる。
こういう光景は久しく見ていなかったのでほのぼのしてしまう。ふと何かいつもとは違うものを夕食に
食べたいと思いメニューを覗いてみたが、やはり内容は他のロッジと同じだった。
幸い料金はかなり安くなっていた。文明は直ぐそこまで来ているのだ、そんな気がした。
本来であれば今日はナムチェでありとあらゆる欲望を満たすつもりだった。
シャワーであったりドーナツであったりコーヒであったり、インターネットであったり。
それができないので当てつけにコーラを注文。値段を聞いて後悔。
こんなに下って来たのにコーラはまだ300ルピーもした。

19時半にもなるとブリーフィングを終えたオーストラリア人グループは部屋に戻って行った。
今日はゴーキョリと合わせて合計8時間歩いたはずなのに、そこまで眠気が無いのはどうしてだろうか。
ベッドに行くには少し早すぎる。毎夜そうやって眠気が来るのを待って来たが、そろそろビールを飲んで寝たい気分だった。

【4/4の出費】
チーズトースト 300
ブラックティー 60
ミルクティー 70
ブラックティー 50
ダルバード 450
トータル 930


【4/5】

昨晩は内容はさっぱりだったたが、ロッジのシェルパファミリーとガイドが交わす会話を見ていた。
見れば見る程全員が日本人に見える。彼らもそばにぽつんと座っているわしに対してシェルパにそっくりだな
と思っていたりするのだろうか。

ゴーキョから100m程高度を下げ、変わった事と言えば物価が下がる、気温が上がる、
緑が増える、そして星が遠くなってしまった事。昨夜外で歯を磨きながらぼーっと上を見ていると
おとといまであんなに近くで輝いていた星達がかなり遠くなり、同時に輝きを失っているように見えた。

起きてチーズトーストを食べる。
昨日の疲れがまだの少し残っている、特にくるぶしが少し痛い。

今日は念願のナムチェ。2時間も歩かないだろう。
出発前からわしは興奮気味だった。ナムチェに行けば何でもあるのだ。
そろそろ出よう、もうすぐ8時半だ。

出発して50分。懐かしい場所に戻って来た。
ナムチェを出発しテンボチェへ向かった日立ち止まったKyangjumaのレストランで同じようにチャイを飲む。
前回狂ったように吠えていた黒毛の犬はすっかりおとなしくなっていた。
多分ここからナムチェまでは1時間。美しい景色を見ながらするトレッキングももうすぐ終わる。
少し不思議な感覚だが、小さな旅が終わるのだ、そんな感覚だった。
自分の本来の旅が人生だとすると、トレッキングはその人生の中の小旅行。そしてわしは今小旅行から
帰路についている最中の様なものだった。実際日本に帰ったらどんな風に思うのだろうか。
たぶんこの何十杯も色んな事を振り返り思うのだと思う。想像するだけで何だか鳥肌が立ってしまう。

さぁ後少し。とりあえずナムチェに行き16日ぶりのシャワーを浴びよう。
さすがに16日風呂に入らなかった事は今まで無いのだが、、トレッキング中は誰も臭そうな顔もしないし
実際全く臭くなかった。汗をかいていなかった訳ではないが高所のせいか比較的清潔に感じていた。

モンラからナムチェまでは1時間半だった。
昨日中に辿り着くことができなくもなかったなと思いながら勧められたAMADAPLAM LODGEを探した。
ロッジは以前泊まっていた宿から近く、何人かの人に聞くとすぐに見つかった。
宿は大きく、安い宿には見えなかった。
ダイニングは木目調で以前泊まった宿に比べれば遥かに高級感が出ていたし、すでに山小屋と言う物でもない。
勧めてくれたアメリカ人から聞いていた値段は1泊100ルピー。その事を伝えると100ルピーにしてくれた。
宿のスタッフに部屋を用意してもらい、真っ先にシャワーを浴びたいと伝え、すぐさまシャワーを浴びる。
シャワーは300ルピー。何とWIFIがフリー。ナムチェ唯一かも??

熱いシャワーを浴びながら3回洗髪をし、2回全身を洗った。
久しぶりに自分の全裸姿を見るのは変な感じだった。そして気持ち少し体が引き締まっている気もする。
耳の穴や鼻の穴までも徹底的に洗うと信じられない程すっきりした。Thanks Godである。

そして次は洗濯。大量に溜まっている訳ではなかったが、天気も良く
ちょうど日差しがあたっている所に干場があったので洗える物は全て洗ってやった。
まだ12時前。何て気分がいいのだろうか。体も洗濯物も綺麗さっぱり。充実感に溢れ太陽の日を浴びる。

腹が減ったので久しぶりの音楽のかかるダイニングでランチタイム。
音楽がかかっているなんて何て贅沢なんだ。久しぶりの音楽にそう思ってしまった。
注文したダルバードは見た事も無いような美しい盛り合わせ。ダルバードも盛りつけ次第でこんなにオシャレになるのだ。
幸せだった。既にわしのトレッキングが完全に終わった感覚になっていた。が、明日が本当の最後。
空港のあるルクラまで下りなければならない。

昼過ぎ、村を歩き念願のコーヒーを飲んだ。
久しぶりに完全にチャージしたIphoneを取り出し、コーヒーを飲みながら音楽を聞く。
自然と目を閉じ、これまでのトレッキングを思い出し、無事にここまで帰って来た事に安堵を感じる。
コーヒーを飲み終え、特に何もする事が無くなってしまったのでロッジに戻りインターネットをした。
フェイスブックのメッセージを見てみると、旅仲間のカップルが明日カトマンズから飛行機でルクラに到着すると言う。彼らもエベレストベースキャンプを目指すらしい。何たる偶然。ルクラに行く事に何のモチベーションも無かったわしにはとても嬉しいニュースだった。2月にバラナシで会って以来の再会になる。

しかし今泊まっているアマダプラムロッジ。夜も温かく居心地が良い。
このトレッキングで泊まった中では文句なしで一番。宿泊費が100ルピーにも関わらず、食事前には
熱いおしぼりも出してくれるし、テーブルにはキャンドルにランチョンマット。何だか高級レストランで
食事をしている気分になる。心身ともに癒され完全にリラックスしているのを感じる。
明日ルクラまで歩いてわしのトレッキングは終わる。もう20時20分。部屋に戻ろう。


【4/5の出費】

ダルバード 480
ブラックティー 50
ホットシャワー 300
コーヒーとケーキ 400
インターネット 150
スーパーでの買い物 300
ブラックティー 50
スパゲッティー 420
トータル 2150


【4/6】

昨夜も寝袋なしで寝て見たがやはり夜は寒く何度か起きた。
あんなに寝るのが好きだったにも関わらず今では朝が待ち遠しくなっている。
六時に起きて七時に朝飯。Iphoneは音楽を聞いて歩きたいので現在充電中。

わしのiPhone3GSと言えば、最近おかしく、WiFiが繋がっているにもかかわらず左上の電波のマークが表示されなかったり、
充電が80%になったなと思うといきなり100%になったり、かと思うと充電が25%あったのにいきなり電源がきれ、電池切れマークが表示されたりとヘンテコぶりが激しい。たぶん長い間充電もせずほったらかしにしていたためだと思う。

ナムチェは8時に出発した。
今日は土曜だったのでマーケットが開催されていたが帰る身のわしには特に必要なものは無く、そのまま素通りし下ることにした。ナムチェまでは6時間と聞いていたのでそれを目安に歩こうと思っていたが、どういうわけかまた闘争心なる物がうまれ、ストップウォッチをセットし何時間で行けるか試そうと思った。4時間くらいで行けるだろうか。

ナムチェを出てすぐの怒涛の上り坂をあっという間に下る。
上りはあんなに苦しく何度も何度も立ち止まったのに下りはまるで一瞬だった。
ポーターや現地民の使うショートカットなども通りより早くなった。
軽快に歩いていると前方に身軽なポーターがいたので彼のペースに合わせて歩く。
何ともリズミカルに歩いていたのでこちらもそのリズムに合わせて歩く。特別早いとは感じなかったがそれでも沢山の人々を追い抜いて行った。特に疲れが出るわけでも無く、どんどんと進み、モンジョという村を過ぎたあたりに懐かしい花が咲いていたので立ち止まる事にした。

桜が咲いていたのだ。

blog5DSC_8353.jpg


ちょうど日本も桜のシーズン。
日本は天気が大荒れのようだが、ここはまさに花見日和の暖かい春の一日。
まさかこんなところで桜が咲いているなんて思わなかった。行きに通った時には全く咲いていなかった。

桜を見ていると地元の人がこれはジャパンの花だ、さくらさくらと言って
わしや周りにいた欧米人に説明していた。そうだよ、これは日本の桜、と答えると相手は
"お前は日本人か、ははは"、と嬉しそうに言っていた。

桜を見ていると次第に体の力が抜けて来た。何で最後のトレッキングの日に早く行こうとしているのか。
そんな事をするべきではなく、景色を楽しんだり、写真を撮ったりして歩くべきでは無いのかと思った。
急ぐのはやめよう。そうしてカメラを取り出し桜の写真を数枚撮った後、ゆっくりとルクラを目指す事にした。
桜の花を少しちぎりメモ帳に挟んでおいた。

ゆっくり歩き出すとやはり見える景色も変わる。
行きに通って来た景色がなつかしく、標高が下がるに連れ緑や花も増え景色が賑やかになっている。
相変わらずポーターやゾッキョもまた重い荷物を持ってナムチェ方面へと歩いている。

お茶を飲むおばあちゃん。
blog5DSC_8358.jpg

ルクラは思ったよりも遠かった。途中二度程お茶を飲んだが、所要時間は五時間半。
ルクラに着くとかなり疲れている事に気付く。太ももの裏側の筋肉は張り、足の裏も痛くなっていた。
おとといまでは美しい山々に囲まれた道を歩いていたせいで、アドレナリンが出っ放しだったのに対して今日は空港のあるルクラに戻るために歩いた。
そこにはもう美しく高い山は無いのだと思うとやはし少し寂しい気分になる。
しかしながらルクラに到着した事で無事にここまで帰って来れた事に対する安堵感で一杯だった。

そしてちょうどカトマンズから今日ルクラに到着しているはずの友人にもうすぐ会えるという喜びもあった。
このまま約束した宿へ向かおう。歩いていると、反対側から友人ののりちゃんがこちらにむかって歩いているのが見えた。バラナシであって以来なので約二ヶ月ぶりの再会となる。この旅ではなんと四度目の再会。そのまま宿に向かった。

部屋に入ると友介君はベットで横になっていた。どうやら少し風邪気味らしい。
ネパールにいるのは知らされていたがわしのトレッキングが少し伸びたせいもあって会えるとは思っていなかった。それがまさかルクラで会えるとは、何とも嬉しかった。2人はあいかわらず元気そうだったので良かった。
ルクラに到着後、まず明日のフライトのリコンファームをするために航空会社オフィスへ行く必要があったので、場所を宿の人に聞きその場所へ向かった。以前ナムチェからチケットを購入したエージェントに連絡し日付けを変更していたのでそれが本当に出来ているか不安だったがオフィスにいってみると問題無かったので安心した。これで無事明日の座席は確保。

宿に戻り三人で食事をした。お疲れ様といって2人はわしにエベレストビールをご馳走してくれた。なんと気の利く事。今からエベレストを見に行く2人は私たちはまだエベレストビールは飲めないといって別のビールを飲んでいた。その後ルクラの町を歩いた。ナムチェに比べると小さくメインストリート一本のみだったが多少のアウトドア用品やお土産も売っていたし、WiFiフリーのカフェやレストランがあって驚いた。しかもスターバックスコーヒーの偽物なまで発見。堂々とスターバックスコーヒーを名乗って居た。

blog5DSC_8360.jpg

そのスタバでケーキとコーヒーを飲みながらインターネットを約二時間程し過ごした。
ルクラまで来るとどこでもWiFiは無料だし、充電も気軽にさせてくれる。
今迄の事を考えると本当に信じられない。

宿に戻り少しまだお腹が空いていたのでスパゲティーを食べた。トレッキングが終わり明日カトマンズに帰るのはもちろん嬉しかったが、ほんの少しだけもう少し歩いてもいいななんて思った。出発前の不安とは裏腹、本当に楽しめたし、もっとトレッキングが好きになった。その夜は同じ部屋に友達がいる事に変な安らぎを感じながらすっと深い眠りに落ちた。

【4/6の出費】

ブラックティーx2 100
エッグトースト 280
ミルクティー 40
ミルクティー 60
スプリングロール 300
コーヒーx2 200
ケーキ 250
スパゲッティー 400
ブラックティー 50
トータル 1680


【4/7】

腕時計のアラームが5時半になった。今回はわしはそれを待ち構え、鳴ると同時に止めてやった。
23日ぶりにカトマンズに戻るというのだからこちらも興奮して目覚ましよりも早く目が覚めた。
幸せそうに寝ている2人を起こそうと思ったのだが、そうせず置き手紙をしてそっと部屋を出た。
また日本で会うのは間違いないだろうから、その時にまた。

昨日のリコンファーム時に朝の六時に空港に来るように言われていたのでぴったりに到着。
空港に行くとトレッキング中に出会った日本人とアメリカ人の夫婦が先にカウンターに並んでいた。

天候次第ですぐにキャンセルになるこのフライト。幸い今日は快晴で、天気が理由でフライトがキャンセルになるようには見えなかった。カウンター周辺にいると、チェックインが始まり古いイーチケットを見せる。
すると2とだけ書かれたボーディングパスを渡され、空港タックスの200ルピーを要求されたので支払った。
この2番はどういう意味なのだろうか。

その後荷物を預け、機能していない金属探知機をくぐりセキュリティチェックとは呼ばないチェックを受け待合室に入った。
意外に人は多く、約6,70人程いただろうか。飛行機一機あたり20人も乗れないと聞いていたからそれを見てもしかしたらかなり待 たされるのかなとも思った。飛行機とはいえ、普通の空港であるようなアナウンスや正確な出発時間などは全くなく、どうすればいいかもわからないまま外を見ながら一時間以上待っていた。

他の乗客もまだかまだかとそわそわし始めた。我々ももしかしてキャンセルになるのでは、と言う一抹の不安を抱き始め、
もし帰れなかったら今日はカツ丼食べれないね、と冗談を言い合っていた。
その間ヘリコプターがニ機離着陸をしていた。その音に既に敏感になっている乗客は飛行機が来たのかと窓側に集まり、
それがヘリコプターだと確認すると残念そうにもと居た場所に戻って行った。すると係員が大声でナンバーワン!ナンバーワン!と叫びながら待合室に入って来た。そういう事か。チケットの番号は飛行機に乗る順番なのだ。という事はわしは二番目。そのカップルは1番だったので、嬉しそうに待合室を出て行った。

待合室から彼等が飛行機に乗り込むのを見届け次はわしの番だとしばらく待っているとなんと呼ばれたのは三番。
続いて四番。一体どうなっているのか心配になり始めた。もしや知らぬ間に乗り過ごしたのではと。
周りを見てみると同じ様に二番のチケットを持った人々が不安な顔をしていた。その中にはネパール人であろう人もいたので安心した。流石にネパール人が乗り過ごす事は無いだろう。

結局二番が呼ばれたのは最後だった。理由は分からなかったが優先順位が1番低かったらしい。
それでも呼ばれてすぐ機内に乗り込んだ。機内はたった二列のシートで、最大でも二十人程しか乗れない。
コックピットも座席から見え、操縦士は黒の革ジャンという何ともワイルドな格好をしている。
プロペラが動きだし、飛行機は離陸準備にはいる。思ったよりもうるさく無い。
フライトアテンダントも一人おり、乗客に雨と耳栓代わりの綿を配った。無事にカトマンズに到着します様に、祈るばかりである。

そして機体は信じられない程短い滑走路の端に移動。盛り上がりを見せるライブ会場の歓声の様にのプロペラが回転数を上げる。
そして滑走路を滑るように走り出した。滑走路は下り坂になっておりそれで加速力を上げる。今から飛ぶはずの機体は下に向かって動きだし、滑走路一杯一杯使って無事に離陸。滑走路の端は崖のようになっており、離陸が出来なければそのまま谷底に落ちてしまうような作りだった。

小さな機体は山からすぐのところを飛び始める。眼下にはトレッキングルートや歩いて来ただろう渓谷が見える。
7日かけて歩いた道をあっという間に過ぎて行った。8:15に飛び立った機体はなんと8:48にカトマンズ空港に到着してしまった。機内からヒマラヤの山々を見ているとまるで旅が終わるかのような気分になった。日本に帰る時はこの何倍もの感情が生まれるのだろうとまた妄想にふける。無事にカトマンズに到着すると、あまりにあっさりと気持ちが切り替わってしまった。

さてカトマンズ、また戻ってきた。そのまま朝ごはんを食べに行こう。そして空港からタメル行のバスに乗ったのだった。とにかく無事に終わってよかった。

イェイ。
blog5DSC_8367.jpg

イェイ。
blog5DSC_8363.jpg

からのイェイ。
blog5DSC_8364.jpg


【4/7の出費】

ミルクティー 60
ルクラ空港税 200
カトマンズ空港~タメルへのバス 200

終わり。
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